宝くじは世界中で絶大な人気を誇っています。南極大陸を除くすべての大陸の国々には、何らかの全国規模の宝くじがあり、ヨーロッパなどの一部の地域では、外国からでも参加できる国際宝くじもあります。また、小さな州や地域ごとにも独自の宝くじがあります。例えば、インドやアメリカの多くの州にはそれぞれ宝くじのシステムがあり、ジャージー島とガーンジー島はイギリスの主権領土であるにもかかわらず、チャンネル諸島の宝くじを運営しています。
宝くじの当選実績
賞金の大きさは宝くじによって、また国によって様々です。歴史上最大の賞のほとんどは米国からのもので、2016年に行われたパワーボールの抽選では合計15億8600万ドル相当の3枚の当選券を輩出。2018年にはサウスカロライナ州のプレイヤーがメガミリオンズ宝くじで15億3700万ドルを手にしました。米国外での最大の当選には、2006年にフランスで2人、ポルトガルで1人がユーロミリオンズ宝くじで2億780万ドルを当てたことが記録されています。
また、イスラエルや中国などギャンブルが違法とされている国であっても宝くじは盛んです。これはまさに責任ある宝くじギャンブルの肯定的な力のおかげで、例えば、イスラエル政府はテルアビブ市の病院建設資金を調達するためにミファル・ハパイス州宝くじをスタートさせた、という話などが有名です。